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社長からのメッセージ

  • 執筆者の写真: 公宏 田村
    公宏 田村
  • 11月13日
  • 読了時間: 2分

高島平の街並みと笑顔の社長イラスト

死して美田を残さず

秋から冬へは何だかあっという間の気がする。日本ならでは四季折々の風情もあったものでない。本当に春と秋は「あれ」という間の出来事だった。気候変動がもたらす変化は、凄い。


高島平周辺も変化を続けている。高齢者が増えて若者の人数は減少し、少しずつ人口減になっているのだと思う。そして相続がかなりの家庭で発生していると推測できる。我が家でさえ9年の間に4回の相続が発生している。ほとんどを遺産分割で放棄したが、手続きには参加しないと他の相続人が困る事になる。困らせたくないのでさっさとサインをした。


最近の相談事を見てみると、親が元気な内は仲の良い兄弟でも、いざ相続が発生すると「それぞれの思惑で争続発生!」となるケースが散見される。公正証書を作っていても揉めるケースはいくらでもある。いくら親が一人の子に全面的に介護され、その子に「全財産を相続させる」と書いてあったとしても、ほかの兄弟が納得しない場合は大いに揉めるだろうと推測できる。遺留分請求の出来る相続人がいる場合、被相続人の親は配慮しておかないと、最終的に親の死によって「兄弟は他人の始まり」になってしまう。


反対にいくら尽くしても甥姪の場合は遺留分が無いので、公正証書に「どこどこに寄付する」と書かれて、「其れでお終い。」になるケースも見て来た。相続財産が欲しくて介護しているケースばかりではないと思うが・・・

人生の終わりは必ずやって来る。昔の人は「美田は残さず」と言っていた、そのように出来るのは理想かもしれない、だが非常に難しいと思っている。

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