コロナ禍からも解放され、あちらこちらでイベントが開催されるようになった、良いことだと思う。自分自身も久し振りに高校時代のクラス会をし、10名参加で大いに盛り上がった。なんだかんだと言いながら若い時の話が出来るのは幸せだとつくづく思った。

話題となるのは病気と相続の事。我が身も病気があるが、友人やその家族の病気に心が痛んだ。それと相続は避けて通れない問題だ。「伯父さんには子供がいなくて何かあるたびに俺を指名するんだ、姪や甥は他にもいるのに。」と悩んでいる友人、頼られるのはしっかり者なんだと思う。高校の時から如才なく接することが上手かった友人。伯父さんはそこを見ていて取りまとめを頼みたいのだと思う。

こんな時こそ伯父さんに遺言書を書いてもらうべきだ。友人曰く「預貯金も少ないし、不動産もないから何もしていない様だ」。待て待てそれが一番困る。少ないからこそ揉め事の種。お一人様の伯父・伯母さんには申し訳ないが、遺言書は書いてあげて欲しい。お一人様が益々増えるであろう現代。私に子供はいるが、子供がいない子はいつか一人様暮らしになる事を今から心配してしまう。

「転ばぬ先の杖」と先人はよく言ったものだ。心配事は自分が元気なうち、少しでも片付けておくに越したことはない。相続が争続にならないようにしておくことが気持ちよく長生きできる秘訣だと思う。遺言書の書き方はネットでも出ているし、もっときちんとするなら公正証書を作っておくことだ。また「美田は残さず」自分のために使うことも必要だと思う。元気に使い切ってくれると相続人も助かるのではと思っている。

渡部