今年も残すところ3か月余り。巷にはオレンジ色が増えてきた気がする。渋谷区長はハロウイウィンを快く思っていないようだ。路上でお酒を飲んだり寝込んだりと海外にこれが日本だと思われるのが辛いようだ。私だってそう思う。
世の中お祭りで浮かれているが、高島平では困った現象が。集会所の登記忘れが売買時に次々と発覚している。自宅本体の相続登記は終了しているのだが、高島平団地は集会所もあって別登記されている。今の住宅では別登記されている事例は少ないので、自分で申請している方は特に要注意、プロである司法書士の先生であっても「うっかり」が発生しているケースも。それが相続登記忘れだ。
相続人が一人ならまだしも数人いる場合、しかも何年も前に起きた相続のケースでは、すぐに登記に必要な書類が揃わないし、二次相続が相続人の中で発生していたら最悪でますます複雑になってくる。だからこそ集会所のように共有の建物等がある場合、登記忘れがないかの確認が最重要かもしれない。
せっかく購入してくださる人がいていざ契約となっても、相続の未登記があると所有権移転登記が出来なくなってしまう。まして住宅ローンを組む場合は銀行サイドで登記済みの登記簿謄本を提出することが正式な承認用件となってくる。
様々な事案に遭遇するが、本当に今年は集会所の相続登記忘れが目立った。当社でお手伝いした売買契約は早めに確認できた点と相続そのものが最近だったケースで、ありがたいことに追加相続登記がすぐに出来たので大ごとにはなっていない。相続登記をする時にはくれぐれも気を付けてほしいと思っている。
渡部