暑い夏がやって来た。すまいる情報高島平が独立して早24年。先日、同じ時期に「すまいる情報」を退社して、第二の人生はペンション経営をと独立していった渡辺氏にお会いした。

会社時代は「部長」と呼んでいたのでいつまで経っても「部長」と呼んでしまう。人の習性はなかなか治らないものだ。そのペンションも22年の時を経て、部長は家族共々地元の静岡県に戻って来た。コロナ禍のこの時期に年齢も考えての勇断だったようだ。ペンションを売りに出したら長年のお客様が「ぜひ自分がペンション経営をやりたい。」と手を挙げて下さって、すぐに売買契約が出来たそうだ。「同地域で売りに出た、自分の所より良いと思っていたペンションがまだ売れ残っている。」とは、部長の弁。

しかしリピーターとなっていてくれたお客様が、購入してくださるのは凄い事。よっぽどすごい接客だったのだと思った。さすが部長と思ったが、家族全員でのおもてなしが、良い結果を生んだのだと思う。今回も部長のお顔を拝見してすぐ帰るつもりが、まるでレストランでランチを頂くようなおもてなしを受けてしまった。大した手土産も持たず、申し訳なかった。

久しぶりの話に盛り上り、出していただいたデザートもペンション時代のお客様が送って下さるとの事、3.11で被災された福島のメロン農家さんからとか。ペンションをやめて2年が経つが、いまだに交信が有るのは凄い。今は何もされていないのにである。羨ましいと思った。

仕事をするのならやはりお客様に信頼されリピーターとなって頂くのが一番。今でも蔵王に「ペンションそらまめ」があるとの事。私も子供達と行ってみようと思う、楽しみが一つ増えた。

渡部