高島平団地も早50年、半世紀が過ぎた感が有る。成熟した街では樹々が今一斉に芽吹き眩しく輝いて見え、他から高島平に帰ってくると大きく育った欅に癒される。本当に緑が多くて良いところだと思う。

50年経つと住人もおのずと高齢者になってきて、「えっ」と思ってしまう程に小さく見えてしまう方もいれば、到底90歳を過ぎているとは思えないほど元気はつらつと動ける方もいる。個人差があるのは仕方ないが、元気に動けるのは羨ましい限りだ。私自身もそうありたいと願っている。

TVをつければ暗いニュースばかり流れてくる。その中で佐々木朗希選手や大谷翔平選手の活躍を目にするとワクワクする。やはり若い人が活躍しているのを見るのは楽しいものだ。濁悪(じょあく)の世の中で、束の間でも癒される。

濁悪と言えば、防犯パトロールカーから「詐欺に注意してください。今は空き巣も多くなっています!」と呼び掛けが。私の携帯にも「サービスが受けられなくなる恐れがあります。」のコメントと共に連絡するよう誘導してきた。「止められるものなら止めて見ろ」心当たりがないものに連絡などしない。

すまいる情報高島平に高齢者の方からのSOSが増えている。「オレオレ詐欺に還付金詐欺」手を変え、品を変え良く思いつくものだ。共通しているのは「自分さえ良ければ」の意識だと思う。思いやりや、お互いさまの気持ちが希薄になっているのだろう。お客様の立場や希望を理解しながら「共助」の精神で乗り切りたいと思っている。

渡部