東日本大震災発生から11年が経ちます。私が青春時代を送った仙台の街も甚大な被害に遭いました。友人たちも大変な被害をそれぞれ受けました。幸い命を落とした友人は居ませんでしたが、心の傷は計り知れません。
「週刊すまいる情報」が、東日本大震災が起きた3月11日の発行と言う事は改めて災害について考える事の大切さを思い出させてくれているようで、忘れてはいけない事、後世に伝えるべき事を今一度心に刻みたいと思います。
災害は本当に忘れた頃にやってくる。何時来るかも分からない。寝ている時や車で移動中の時、色々な場面があっても、災害は人の都合などお構いなくやってきます。いくら準備をしても日々時間が過ぎると忘れてしまいます。災害は、来ないに越したことはないが、近年人災に近い災害も多発していて自分が何時巻き込まれるか、身近な人が巻き込まれるのかもわかりません。願わくば自分が生きている間には起きて欲しくないと身勝手に思っています。
ことわざに「転ばぬ式の杖」と準備をする事の大切さを言っているのがあれば、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言うのもあって、どちらも人間の本質かも知れません。コロナ禍もあってご近所付き合いも薄れていますが、いざ災害が起きたらご近所のコミュニケーションは、すごく大切だと思います。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は、あってはいけない事です。
災害対策には、自助・共助・公助の全て必要です。どれも欠けずに機能するためには、やはりコミュニケーションが大切と改めて思います。
渡部