相変わらずの「新型コロナウイルス」戦風で、振り回され続けている昨今。早くワクチンが打ちたくても2回目接種から6ヶ月の壁が有るし、予約が上手く取れないと嘆かれている方が見受けられる。

世の中暗い話ばかりそんな中、相続のご相談が多くなってきた。悲しみは突然にやって来る。何から手を付ければ良いか分からないと、大方の人が途方に暮れるのが「身内の相続」。親であったり配偶者であったりとケースバイケースなのだが、当事者にとっては悲しみより「やらなければならない事」が先行するのだ。相続なんて草々あるわけでもないので、慣れている人なんかいないと思う。

自分が亡くなった後の事なんて「何か見える訳でもなく感じること無く」ましてやどうする事も出来ない。相続人が悲しんでいるのか困っているのか、はたまた喜んでいるのか、きっと分からないのだから。時々思う。生きているうちに、皆で良い思いをたくさん作っておこうと。子供や孫が喜ぶ事をして、良い顔をしておこうと。それには資金が必要なのだが、限りある資金を死ぬ前に使い切ってしまったら・・・。悩み多くして先に進まない、正解なんてないのが人生かも知れない。兎も角、心も体も健康で元気で長生きを。

そしてお子さんのいないご夫婦の方や、一人になってしまった方、是非「遺言書」を書いて欲しい。お子さんのいないご夫婦は特に重要となる。残された配偶者が困らないように、元気なうちお互いに配偶者宛ての「公正証書遺言」を交わすことを強く進めたいと思っている。争続回避の為にも!

渡部