日本は、自然災害の多い国。今週も台風17号が暴れていた。先日の15号台風では、幸い東京はさほどの被害に見舞われなかったが、千葉の方では停電が続き大変な目にあった人が多くいる。改めて電力が無くなった時の被害が恐ろしいと思った。
停電のニュースが賑わっている時、以前から予定していたセミナーのテーマが、「あって良かった蓄電池」。ズバリこの時期に合わせたかのような内容だった。電気は貯めておく事が出来ない。貯めて置ければ今回の停電でも困らなかったのにと思う。これからは、蓄電池を利用することも考える時代にはいったようだ。
蓄電池の使い方には、大きく分けて2つあるそうでだ。1つはピークシフト機能と言って、日中太陽光発電で充電し夜間利用するなど光熱費の削減になるもの。もう1つはバックアップ機能と言って、停電時、電気が来なくなっても電気が使えるもの。有事に備えられる強い味方のようだ。
電気が来なくなってみると、モーターが使えず断水になったり、通信機器が使えなかったりと、即生活に支障をきたす事ばかりだ。季節外れの暑さにクーラーが使えず熱中症になって命を落とした方もいる。電気は、こんなにも生活に密着して必要なものだと思い知らされることばかりだ。
蓄電池は高価なもの。しかも安心寿命は、10年から15年。その間に災害にあって使えればまだしも、一度も必要としなくても寿命は来るだろう。今回の機種は、1台80万円と言っていた。これが高いか安いかは、人それぞれの価値観かと思ったが、せめてマンションの管理組合には設備投資してほしい。それだけでも多少は安心でいられる。
渡部