防災の日に、災害時持ち出しリュックの中身をチェックしてみた。主人が亡くなる前に用意したのだから、4年は経ってしまったと思う。最低限必要と思われるものは入れたつもりだったが、ハサミを入れ忘れていた。

冷凍庫に入れ保存していたペットボトルの水もいつの間にか邪魔になり、出してしまった。賞味期限5年のアルファー米もリュックには入っていない。マンションに住んでいると避難所へ行くのではなく、基本自宅でと考えている。その為か、部屋のどこかにはきっと有ると過信している自分を反省した。

トイレが使えなくなった時の凝固剤も、買って置かなくてはと思いながら数年が過ぎてしまった。「災害はいつ何時起きるか分からない。」そう言いつつ準備出来ていない。テレビに映し出される自然災害の多い事にビックリしながら、どこか自分には関係ないと思っているのかもしれない。

自宅待機にしても、3日間は電気ガス水道が使えないとして考えると、やはりキチンと準備しておくことが大事だ。卓上用のガスコンロが有っても、ボンベが無ければ話にならない。我が家には、キャンプ用のものが結構あるので大丈夫と思っていたが、地震で取り出せなくなったらどうにもならない。

これを書いている間も台風の被害が各地で起きている。災害は、地震ばかりではない。昨今は、けた外れの集中豪雨が突然やってきて自動車まで流され、亡くなってしまう人も沢山いる。今回の台風15号も強風で各地に被害が出ている。夜半の風の音でゆっくり眠れなかった人も多いと思う。私自身も夜中にニュースをずうっと見ていて寝不足である。ともかく「転ばぬ先の杖」で準備をし、「怖いもの見たさの外出」は絶対にしないこと!!

渡部