令和元年の幕が開けられた。たまたま水曜日でゆっくりとTVを見る事が出来た。一般人なら本来、定年を迎える年齢の新天皇陛下と新皇后様。令和が穏やかな時代で有って欲しいとTVを見ならつくづく思った。

10日間の連休が明けて初日のご相談は、佐藤様(仮名)の「これからどうすれば良いの?買うか借りるか?」佐藤様は60代を迎えて先々が不安になって来た。誰しもが行く道の「高齢者」と言うくくりに納得するわけではない。だが自分の事は自分で出来るうちに決めておきたい。体も頭もしっかりと動けるうちが大事と。同感である。

佐藤様は高齢者。ライフサイクルで言えば終活組と思う。今現在は賃貸に住んでいるが、給与収入が無くなる65歳定年前までには、どうにかしたい。年金だけでの暮らしでは、今の賃貸位が良い所。仕事をしている時は狭くても帰って寝るだけ。仕事を辞めたら今まで出来なかった事をやりたい。その為にもせめて一部屋増やしたいと考えているらしい。高齢者に貸してくれるところは少ない、喜んで貸してくれる所は皆無と言っても良いくらいだ。

今まで蓄えてきたお金で「これからは、人生100年」を上手に生きていく為のキャッシュフローを考えなくてはいけない。購入しても残ったお金と年金で暮らせるだろうと思ってはいるが、何が有るか分からない世の中。考えれば考えるほど混乱してきたようだ。佐藤様には、迷えるほどの資金が有るから迷っている。選択肢がある人は幸せだと思う。

子供に財産を残すつもりがない佐藤様は、「自分の住みたい家」が、見つかったら賃貸でも分譲でも動くと伝えてきた。それまでは、担当者と二人三脚と言ったところか。この結果はまたご報告したいと思っている。

渡部