この夏は、日本列島の北から南まで自然災害に見舞われ続けている。次から次と発生する台風に、最大震度7の地震まで起きてしまった。気象庁始まって以来の豪雨だったり、強風だったり、はたまた地震の土砂崩れは山肌を緑から茶色に変えてしまった・・・。毎年始まって以来とかのフレーズを聞くことが多くなった。
台風と秋雨前線の双方で、雨を降らせ続けているらしい。予報で行くと今週末も大荒れの空模様。不動産会社にとっても雨やら風は、天敵である。戸建を仲介物件住宅としてお預かりしている時のドキドキ感は、半端ない。(以前住宅が床上浸水する事件があったので・・・。)雨漏りも心配だし、其の後の補修やらが、どこも修繕の依頼で込み合ってなかなか進まない。
マンションでも横殴りの風雨には、注意が必要だ。強風によって物が飛んできて窓ガラスが割れたりしたら・・飛散防止のシールを貼る必要があると今回初めて感じた。災害は忘れた頃にやってくると言われるが、忘れるどころか、こうも次から次とやってきては、「大変だ、大変だ」と大騒ぎしているばかりになってしまいそうで、却って怖い。
自然災害は、どこでも起きる。関空で被害を受けた方が、千歳航空でも足止めを食らったと言っていた、一度ならずも二度までも・・・。こうして記事を書いている私自身が、きっとどこかで他人事なんだと思っている気がするが、「共助・自助」の精神を忘れずに助けてもらう側よりも助けてあげられる側でいたいと思う。「転ばぬ先の杖」今一度住宅の周りを点検して自然災害に備えたい。そして被害にあわれた方々の一日も早い復興を心から祈っている。
渡部