早いもので今年最後の「週刊すまいる情報」となりました。今年も色々なご相談をいただきました。高齢になっての住宅や住まい方のご相談が増えてきました。今まで夫婦で住んでいたが連れ合いがなくなり、広い家に一人は寂しいと転居を考える人も出てきました。
一人になってもまだ60代前半は気楽に構えられますが、70代半にさしかかると、先のことを考えて広い所から少々狭い所へのダウンサイジングをなさる方が増えました。相続物件として残さずに、自分の財産としての有効な使い方を模索されています。ホームに入るかUR賃貸でのんびり暮らすか、人それぞれの考え方があります。
高齢になっても十分に体は動くし、自分のことは自分で出来ると言う方や集団生活に不慣れな方にとって、老人ホームでの制約がある暮らしには馴染めないかもしれません。「それならばUR賃貸住宅を」とお勧めして、ご入居なさったお客様のお世話を、今年は昨年以上にたくさんしました。一時金があれば保証人も勤め先もいらない制度が、高齢者にとってはありがたい所です。また私ども業者からしても「65歳以上は入居ダメ・保証人も60歳以上では成れない!!」と言われ続けての住宅探しをしないで済みます。
ライフスタイルは年齢とともに変わってきます。結婚したての夫婦2人暮らしから子供が出来ての子育て時期、そして子供が独立しての時期と最終的に一人暮らしの時期へと進むのが大半の方の住まい方だと思います。我が身を振り返ってもまさにその通りです。人生後半を幸せに暮らすためにも色々と考えることが出来てきました。今年は皆様の相談に乗りながら、自分に置き換えて考えてきました。来年も今まで以上に親身にご相談に乗らせていただきます。今年一年ご愛読ありがとうございました。
渡部