高齢化社会の日本にとって子供は宝物だと思う。万葉の世から子供は宝だと言っていた。それが年々出生率が下がり、日本は宝が無くなってしまうと危機感が募る。我が家の娘も嫁ぐことなく年を重ねている。結婚をしない若者が増え、尚かつ自宅通勤の独身者も多いと聞く。

核家族(近頃では、あまり使われないようだが)は、日本の古来の家族構成から比べると、あっという間に少人数になってしまい家に残されるのは、高齢の父母となるケースが大半。その内、老夫婦も一人が欠ければ、独居老人住宅ばかりになってしまう。我が家もそのケース。私の周りも徐々に一人暮らしの家が増えている。

元気な一人暮らしは大切。体がしっかりしていれば一人暮らしも自由気ままな生活が出来る。自分で責任を持って生活する事が出来るのは凄く有難い。体が言う事を効くうち、仕事をして社会貢献が出来たら嬉しいと思っている。楽しい生活が出来るのも健康であればの事である。若い時と体力が違うという事を自分で納得しながら仕事も遊びもしているつもりでいるが、子供からしたら見ていて危なくて仕方ないのかもしれない。子供達が幼いころとは逆になって来ている。

年々平均寿命が延びて色々な病気にかかる事も多くなった。認知症もその一つだと思う。体が健康でも脳の機能が正常に働かなくなる事は辛いものがある。お客様の中にも徐々にではあるが認知症の方が多くなって来た。

先日も認知症になってもわが社のことを忘れないで「すまいるさん!!」と電話を下さるお客様がいらっしゃった。私としては、電話の主の方はもちろん、そのご家族の方のお役に立ちたい!と強く思う。どうしたらお役にたてるのか、どうしたら幸せな老後になって頂けるのか、課題が山積みの悩ましい今日この頃である。

渡部