久しぶりに愛媛の実家に帰省した。3年ぶりになる。主人が亡くなってからは、もう行くことも久しく来ないだろうと思っていたが、義母が他界した。小学校の同級生だった義父母は、70年近く2人で暮らして来た。私が主人と暮らした倍以上を夫婦として暮らして来たわけだ。凄いと思う。しかし母の葬儀に出席するためだけに帰省するのは心底辛い。
主人が亡くなったのを知らないまま、母は亡くなった。悲しい気持ちを共有できなかったのは辛かったが、母が悲しい思いをせずに旅立った事を良かったと思う。母と呼べる人が居なくなったのは寂しい。主人の自慢の母だった。和裁の先生で娘も七五三の着物を縫って貰ったが、引っ越し等で着物を紛失して娘に叱られている。
昨年来からご相談を受けている佐藤様(仮名)も御両親の残された荷物に囲まれて大変苦労している。片づけが思う様に進まず、その次に進めない。思い出の物に触れるとどうしても処分する気になれなくなる。その繰り返しをして半年が過ぎたと言っていた。思い切りよく処分をするには、他人の手助けがどうしても必要だと思う。そんな佐藤さんと同じような人がワンサカと出てきているようだ。
自分も含め残されたものは、上手に終活をしないと子供たちが又同じ思いをする。片づけが大変と思ったら,SOSをして欲しい。
当社にご相談に見えたお客様は、「どこに相談に行っていいか分からなくて」と言われる。その時には、どうぞ当社に遠慮なく来て欲しい。何時でもご相談に乗ります。
渡部