高島平にお住まいの方で、地域外に土地をお持ちの方からの相談が増えている。将来定年後にでも戸建てに住みたいと考えて、取りあえず土地だけを購入したお客様が、この高島平周辺にもかなりお住まいらしい。バブル時に原野商法で買ってしまった方もいるだろうが、今回ご相談にいらした方々の所有地は、購入当時から宅地として開発済みの土地である。
相談に見えた佐藤様(仮名)の埼玉県の所有地も購入からさらに時間が経過して、土地周辺の環境が良くなり、価値が上がっている。首都圏では購入時よりも高くなっているケースが多いようだ。(バブル時に購入していなければ・・)折角購入した土地であっても時間の経過とともにライフスタイルもライフサイクルも変わってきた。ましてや年齢を重ね、住み慣れた所から見ず知らずの土地に建物を立てて住まう勇気はなかなか無いようだ。
先日もそんな土地を見に行く機会がありお客様に同行して来た。その土地周辺は、建物が立ち並び、ぽっかりと空いた土地がとても勿体なく見えた。青々とした雑草が生き生きと伸びている。畑と違って土がむき出していないので、埃で回り近所の迷惑にもなっていない。空き地だが、道路面よりも高い為、ゴミも捨てられることなく綺麗な土地であった。
こんな土地ならさぞかし欲しい人もいるに違いないと確信した。朝晩通勤の行き帰りにきっと眺めている人がいるかもしれないと・・・。所有者の佐藤さんにも「この際、売却して換金しましょう」と、佐藤様もやっと売却の方向で決まった。
早速この空き地に「売り地」の看板を立てて来た。千葉の土地も「売り地」の看板で早く成約になった。埼玉もそれに続けと願うばかりである。
渡部